坂口亜希子の間取り相談・584件目は、築27年のマンションリフォームのご相談です。
間取り自体は大きく変えられない中、暮らしやすさと収納量の確保を細かく検討しました。今回は、洋室の収納を洗面脱衣室へ取り込み、2つの空間の使い方を見直した部分をピックアップしてご紹介します。
地域 神奈川県 | 計画 リフォーム
家族構成 夫婦+乳幼児1人
構造 鉄筋コンクリート造・マンション | 延床面積 約76㎡
ビルダー 地域密着型のリフォーム会社
置きたいモノを精査、洋室②と洗面脱衣室の収納拡大へ
BEFORE|洗面脱衣室を広げる計画なのに、収納量が足りない!?

お客様:洗濯機まわりの使い勝手を改善したくて、ユニットバスも和室(洋室③)側にずらし、洗面脱衣室を広げる予定です。
坂口:せっかく洗面脱衣室を広げていますが、実寸で置きたいモノを入れてみると、収納量はあまり増えていません。下着収納、タオルやストック、脱衣カゴ、バスタオル掛け、壁掛け扇風機など、ご希望のモノをうまく配置できませんね……。
※ビフォー図面は、お客様からご提供いただいたビルダー図面の間取り情報をもとに、坂口が公開用に描き起こしています。
AFTER|洋室②の既存収納を、洗面脱衣室側へ

坂口:洋室②の既存収納部分を洗面脱衣室側へ取り込むと、ご希望のモノがしっかり置けますね。洋室②は入口の位置を変え、ロールスクリーン付きのオープン収納を新設してはどうでしょう。居住スペースは少し狭くなりますが、子どもが小さいうちは、スクリーンを開けて収納部分も部屋の一部として使えます。
お客様:賛成です!洗面脱衣室がここまで使いやすくなるなら、多少費用がかかってもやりたいです!
収納の使い方は、「くらしの展開図」でも確認
平面図で収納の場所を見直すだけでなく、実際に何をどこへ置けそうかも「くらしの展開図」で確認しました。
洗面脱衣 北方向
収納ケースや可動棚を、高さもわかるように描き入れることで、何がどの程度収まりそうかを確認できます。

洋室②収納 南方向
壁一面・幅約2600mmの収納に、衣類や手持ちの収納ケースを入れた状態まで図面化。平面図だけでは分かりにくい、収納量や高さの感覚までイメージできます。

洋室②収納 西方向
枕棚やハンガーパイプ、収納ケース、ロールスクリーンの位置関係を確認。オープン収納として使うときの奥行きや、廊下側の建具との関係も分かります。

※今回は、掲載した洗面脱衣・洋室②収納のほか、LDK、キッチン、洋室③収納、トイレなどについても展開図を作成し、納品しています。
相談後にいただいたご感想
【お客様(妻)のメールより】
坂口さん、おはようございます。
先に感想です私達はリフォームで大きな間取り変更はないので、8時間もかかるかな?と思っていましたが、話すことが沢山あって、あっという間にでした!
リフォーム屋さんからなかなか図面が出てこなくて、早く詳細検討進めたい私たちと温度差があり、曖昧な感じで進んでいた間取り(リフォームでの変更点)について、プロの視点からの意見がもらえたこと、可視化されたことが単純に嬉しいです。
大きな間取り変更はなくても、細かな注意点や検証をしてくれたり、メリットデメリット、施工の可否をはっきり言ってくれることも信頼できました。
そして展開図!あると理解度が断然深いです!
私は仕事柄、平面図からもある程度は想像できますが、単なる展開図ではなく、図面の中に家電や収納ケースなども入っているので、イメージしやすいですし、リフォーム会社さんにそのまま具体的に伝えられるので、後から思ってたのと違った、ということが圧倒的に減ると思いました。
※坂口注記:お客様(妻)は家具関係のお仕事をされています。
(私達が頼んでいるリフォーム会社さんは、ここまでの展開図は書いてくれない気がします)
そして私達が相談した内容について、注意点や細かなアドバイス、図面の使い方など、プラスαのことまで、書類としてもらえるとおもっていなかったので、感動しました!
リフォームなので、現調採寸、解体後に細かな変更は出てくると思いますが、まずは自分たちの希望と改善点が目で確認できる形になったので、納得して進めることができると思います。
ありがとうございました